あちきが、こんなに阪神タイガースファンだったころ(その1)

DAISUKEより大好き

かつて阪神タイガースファンのあちきは、なおちゃという熱心な二軍ファンに影響されて、ファームのコラムをなおちゃ主宰のHPコラムに書いておりました。その残骸が変な拍子に見つかったので掲載しておきます。自分史の中の10年前の一コマです。

オマリー熱血指導と野球は楽しくやるもんだ

2月15日に室戸キャンプに星野監督が訪れたことを告げる報道は、ソルトレイクでの冬季五輪がかすむほど、タイガースファンを喜ばすできごとのような雰囲気なのですね。しかし、忘れてならないのは、同時にオマリー臨時コーチも若トラを熱血指導したことです。

もちろん若トラの星野監督へのアピールは室戸の二軍選手の励みになったことは、いうまでもない。
まず新井は、星野監督から目立った選手の一人に挙げられ、「ちょーやりがいありますね」とこれまで変化球への対応が課題だったが、「下半身が安定してきたんで、変化球も少しずつ、打てるようになってきています」とやる気倍増。朝のスポーツ紙に出た記事読んで張り切っておりました。


さてその模様をスタンドから見る。新人・桜井の入団で猛烈に闘争心に火がついた感じで、オマリー臨時コーチも三宅編成課長兼通訳から「スラッガー、新庄タイプ」と紹介され、ティー打撃が始まった。
オマリーの臨時コーチぶりを見た方はご存知だと思うが、オマリー先生は後ろからティーのボールをトスする。
そして、
「ヘイ!21歳ガンバッテ!」
「クールボーイ!」
「ドライビング! ドライビング!」
「ボール、ウエカラ、タタク」


ネットにうまくティーの打撃が収まらないと「ダメ!」と日本語がでる。が、いいときはなぜか英語になる。
「ブリュ・グー」あるいは「オーケー・グゥー」、(ドの発音はほとんど聞こえない)。
今度は調子に乗せるために、「アウトコース!」なぜか「マンナカ」ハ日本語デ「インコース」とトスのボールを投げわける。ネットはずれると「ガマンシテ!」とジェスチャーを交える。それを見ているだけで、ファンは楽しくなる。野球は楽しく練習するもんだ、の雰囲気がさらに盛り上る。ネット越しに見えた38番の選手のことらしい(シートで投げた弓長投手)
「サンジュウ ハチバンニ アテロ!」(センター返し)
「マエデ シッカリ」
「ヨッシャ!」
までとびだすと新井も思わず「よっしゃ!」と応じて、周囲は笑いで包まれた。このセリフ、ドラゴンズ佐々木コーチに届いてくしゃみしてるかな。新井いつから大阪弁覚えてん。「ハイ ボール!」(高イボール)などエトセトラ。見てイテたっぷり楽しませてくれました。
 ティーのしめくくりは連続5球のティー、新井はオマリー先生のティーのスピードについていけない感じだったが、「スバヤク!」のオマリー先生の言葉モムナシク2球空ぶり。オマリー先生ノコトバ一日経っても耳に心地よく、野球は楽しいものだと再認識させられたのであります。

ところで、梶とオマリー先生のときは、普通の選手に教えるのと同じで、我慢して、前前でさばく、下半身の使い方とスイング指導に終始でした。
でも梶はオマリー先生に「サインもらいたかった」と言って感激の様子。なぜ、もらわなかったなぁ、シャイなのかな。

 


2月4日にタイガースオフだったので西武の春野行って松坂の練習見たときも野球は楽しくの雰囲気に満ちていた。
サブグラウンドで森山コーチが打つハーフライナーを受け、ファーストへ遠投するという、タイガースでは見たことない練習方で肩作りする松坂、デニー、許ら。ファンサービスにイチロー得意のバックグラブキャッチでデニーが拍手喝采を浴びると、松坂も挑戦、惜しいところで何度もこぼすと、少年野球団の一斉突っ込み「イチローなら一発や!」
松坂、グラブ投げる仕種で悔しがり、矢のよな強いスピードボールでファーストキーパーのグラブをかすめて、後ろのネットへ直撃!
そこでまた、笑いが起こる。それでも球の回転や伸び具合をきっちりテストしているんですね。反対側のネットで見ているファンはスリルも味わる。森山コーチが「松坂この辺でいいか」の声。デニーが「オレを置いて行くのか」と強化メニューに行こうとした松坂、思い止まり、少しデニーに付き合い、デニーがOKを出すと、松坂「ボクはデニーさんにあわしたんです」と言うや脱兎のごとく走り、逃げる。追うデニー、マイペースで冗談いいながらも、楽しそう。練習を楽しそうにやっているのが、西武の安定感の一因かなと妙に納得したもんだ。メニューの時間短いけどやっているキャッチボール、ペッパーひとつ見ても気合の入り方確かに違った。
タイガースの二軍のそんなキャラ候補に梶ぃは十分になると思うやけど、なおちゃ他梶ぃファンのみなさま、どうどうすか。

鳴尾浜タイガース

at: 2002/02/18(Mon)