重要な政治課題がスポーツシーンに消えた、まぐまぐ二軍のT球団。東京都民は投票に行こう!

秋田 一郎(自)石井 義修(公)石川 芳昭(公)
石森たかゆき(自)伊藤 興一(公)上野 和彦(公)
宇田川聡史(自)内田 茂(自)遠藤 守(公)遠藤 衛(自)
大松 成(公)樺山たかし(自)神林 茂(自)川井しげお(自)
川島 忠一(自)菅 東一(自)木内 良明(公)
きたしろ勝彦(自)串田 克巳(自)倉林 辰雄(自)
こいそ 明(自)小磯 善彦(公)古賀 俊昭(自)
崎山知尚(自)桜井 武(自)佐藤 裕彦(自)新藤 義彦(自)
鈴木 章浩(自)鈴木あきまさ(自)鈴木 一光(自)鈴木貫太郎(公)
鈴木 隆道(自)高木けい(自)高倉 良生(公)
高島なおき(自)高橋かずみ(自)高橋 信博(自)
田島 和明(自)田代ひろし(自)橘 正剛(公)
立石 晴康(自)田中たけし(自)谷村 孝彦(公)東野 秀平(公)
ともとし春久(公)中嶋 義雄(公)長橋 桂一(公)中山 信行(公)
野上 純子(公)野島 善司(自)野村 有信(自)服部ゆくお(自)
早坂 義弘(自)林田 武(自)東村 邦浩(公)比留間敏夫(自)
藤井 一(公)松葉多美子(公)三田 敏哉(自)三原まさつぐ(自)
三宅 茂樹(自)宮崎 章(自)村上 英子(自)矢島 千秋(自)
山加 朱美(自)山田 忠昭(自)吉倉 正美(公)吉野 利明(自)
吉原 修(自)米沢 正和(自) 都議選で落とそう!!(きっこのブログより転載)。

サミットはリミット〇〇〇は自公への別れの言葉!! 

関連記事http://torayosa.blog.so-net.ne.jp/archive/20090710span style="font-weight:bold;">

2002年日韓共催ワールドカップで世界のニュースがかき消えた日、『世界金融戦争』(NHK出版)を広瀬隆氏は、11月30日に初版を発行。その後、2008年6月12日に普及版(上・下)を発売した。石油産業のエンロンワールドコムの巨大倒産のウォール街の金融機関を腐敗の秘密を暴いた書だった。本書の前書きを読めば、ダイヤモンド社発行の『一本の鎖』でイラク戦争の米・英軍の非情さを告発。また「アメリカCIAの内部分裂と、プーチン大統領が国内最大の石油会社にのしあがったユコス経営者のユダヤ人腐敗富豪ミハイル・ホドルスキーをつぶした戦略」を具体的に記述、本書との関連を読めば、2007年12月27日以後、パキスタン人民党総裁のベジナル・ブット元首相が首都イスラマバードで暗殺された理由。その事件の本質が「パキスタンの銀行家によって創立された巨大イスラム商業銀行BCCI(国際信用商業銀行=Bank of Gredet & Commerce International)を、アメリカ・ヨーロッパの金融マフィアが破綻させた重大事件」だったことが。つまりグローバリズムからの脱却への提唱を本書の最終章でしつこく述べられていた。また、『世界石油戦争』も上梓して、中東イスラム諸国の紛争人脈を広大な系図から明らかにされた。やはり普及版(上・下)発売。
 いま、未曾有の金融危機後、メディアの情報操作は異常だ。リーマンの破綻で多くの損失を出し、一方で、シティグループの暗躍、郵政民営化による、かんぽ・郵貯の巨大資金の危機、不動産の安値での処分問題など、こと、ココに及んで続出、国際金融資本の手に生殺与奪の権利が、握られた。「政権交代」はこのグローバリズムを見直す好機、アメリカ従属の歴史に歯止めがかけられなければ、国民の巨大な貯蓄も(1500兆)余といわれる金も紙くずになり、国際金融資本は再生へのシナリオ作りに着手している。アフガンへのシフトは、まさにその典型、昨夜、あるニュース報道番組がタリバンの非を強調していたが、知っていて報道しないのか、単に出演のフリージャーナリストは知らないのか、なぜ、タリバンが勢力を維持し、アメリカは無差別殺戮を繰り返すのか、すでに、国際金融資本に牛耳られつつあるメディアは肝心な点を報道しない。


09年07月02日オルタテナティブ通信様↓

郵便局、株式会社化の、ホントウの狙い

http://alternativereport1.seesaa.net/article/122625468.html


イスラエル報道にも同じ傾向が見られたが、彼らのCMスポンサーはイスラエル支援企業(多国籍企業)が中心だ。報道番組でその気になれば数えて見るがいい。私はサッカーのコンフィディ杯など見るがほとんどが、そうだ。加えて深夜はパチンコ・金貸し、メディアの衰退を必死で取り繕うが、〇〇〇関連企業、統一教会はその政権与党であり、この2001.9.11以後、ブッシュやアメリカ政府の自作自演という認識しかもてない連中は、広瀬氏の著書の警告に学ぼうともしていない。木を見て森を見ない愚により、情報がかく乱され、自らの過ちを認めない護憲勢力は矮小化され、エコ政策の罠に、自然エネルギー政策の罠に言及しない。
 環境問題つまり、「環境を考える」という、人類的大命題と、「CO2地球温暖化」キャンペーンと排ガス規制を混同し、NHK以下、民法も右に倣え。原子力発電受注合戦の裏に、被爆国日本の危険、警鐘を学んでいない。天木直人氏がメルマガで配信した記事は(注1)は、被爆の実態がさらに増えている事実であり、アメリカは原爆投下などなかったことのように、軍事費を要求し、日本は兵器といざとなれば、自衛隊という軍隊を国連の名の下、派遣する地ならしがソマリア警備で、陸・海・空三軍配備の準備ができつつある。私の住む、アジサイの向う、つまり卵の先は壁=アメリカなのだ。民主党の方々の特に、再軍備憲法改悪したい勢力よ、どうしたのだ。生活の前提には、沖縄の基地移転問題や厚木・座間の基地に司令部機能が強化された。横須賀ではジョージワシントンの原子力空母配備。岩国の問題。私は毎日、壁の向うのアメリカ見て、「これでいいのだ!」とはとてもいえない。


 太陽光発電エコカー、電気自動車、風力発電地熱発電、生産のためにどんだけ、石油エネルギー使うねん。
 前述の広瀬隆氏の『世界金融戦争』では、中央アジアアフガニスタンパキスタン、ロシア領内にあるチェチェンアゼルバイジャンカザフスタンの石油採掘、ガスの採掘、パイプラインの実情を詳述さてれおり、まさに「資源争奪戦争」の実態が明らかにされた。ことは、深刻で単純ではない。


<><><>

(注!)
【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
■□■  天木直人メールマガジン 2009年6月26日発行 第235号
□■  ────────────────────────────────
■    ある被爆医師の証言
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


6月25日の朝日新聞連載「核なき世界へ」の3回目に、肥田舜太郎という
92歳の被爆医師の言葉を見つけた。「日本政府は外交の場で『唯一の被爆
国』であることを訴えています。でもこの国の政治家や官僚は本当に原爆が
人間に与えた被害を理解してきたので
しょうか・・・」

という言葉で始まる肥田さんの証言は、みずから目撃した光景を次のように
描写している。

「・・・あの日、広島でかろうじて命を取り留めた私は、軍医として被爆者の
治療にあたりました。郊外に臨時につくられた治療所には血みどろの肉の塊が
折り重なり、死んだ赤ん坊を抱えた母親たちに治療をせがまれました。衝撃
だったのは、肉親捜しや救援のため後から市内に入った人たちが突然高熱を出し、
亡くなっていくことでした。新婚の夫を捜しに島根県から(広島)市内に入った
女性は、夫が涙声で名を呼び続けるなか、抜けた黒髪を吐血でぬらして命を閉じ
ました・・・」

この描写で肥田医師が訴えたいのは、核兵器の残忍さの正体である放射線
恐ろしさである。原爆の爆発時、空気中に放出された放射性物質がほこりや水を
通して体内に入り、組織に定着して被爆を引き起こし続けるー閃光も爆風も浴び
なかった人々を病に苦しめ、ゆっくりと命を奪っていく核兵器の本当の残忍さは、
このような「内部被爆」である、と肥田医師は訴える。

しかし私が肥田さんの言葉で驚いたのは、原爆の残酷さだけではない。その後
に続く次の言葉である。

「・・・『内部被爆』。この言葉を知ったのは原爆投下から約30年後、米国
のある研究者と出会ったのがきっかけでした・・・原爆放射線の恐ろしさは被曝
から64年たった今も知られているとは言えません。占領下、米国が原爆に
関する調査研究を禁じた事が元凶です。日本政府も米国に追随するように
被爆の実相を明らかにすることに消極的でした。象徴的に表れているのが、原爆
放射線の影響を過小評価し、(消極的態度に終始してきた)国の原爆症認定制度
です・・・」

これほど鋭い政府・外務省の対米従属批判はない。国民の命を後回しにして
までも米国に気遣う政府・外務省の卑屈な姿がそこにある。

さらに肥田医師の言葉は西ドイツと日本の違いを次のように語る。

「・・・約30年前に聞いた西ドイツの大学教授の言葉が忘れられません。
『原爆投下は、アウシュビッツ収容所で行われた大量虐殺と同質の、人間として
許す事のできない犯罪だ』。原爆投下を人権に対する根本悪と受けとめる
考え方に、私自身、認識不足を反省させられました・・・」

ユダヤ人虐殺の負い目がある西ドイツの教授が、それでも原爆はユダヤ人虐殺
に匹敵する非人道的虐殺だと断じているのである。ここまで強く原爆投下を糾弾
した日本人はいるだろうか。

92歳の被爆医師の言葉は、その体験に裏付けられているだけに、誰も否定
できない迫力がある。
────────────────

天木直人メールマガジン 2009年6月26日発行 235号

(注2)<-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+TORAよさ>

スポーツ紙が知らない阪神タイガース若トラ情報! NO.01/2002/5/11/創刊号

     『TORAよさ全書』――――○○○○○○○

発行者⇔数詞 はじめ

スポーツ紙に載らない阪神タイガース若トラNEWS<><><><><><><><><><><><><>

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 目次

 ○数詞 はじめのコラム(第1回)新人スポーツ記者と健太郎取材現場

 〇週間ファーム情報!

 〇連載ノンフィクション・ドキュメント

             月間>若トラ情報発信基地『いつも心に浜風を』

                textby/一陽来復(いちよう・らいふく)

〇週刊・数詞はじめのコラム(付録)>関本健太郎選手


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《数詞 はじめのコラム》○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

新人スポーツ記者と健太郎取材現場

 5月になると各社のスポーツ記者がまだ配属先は未定だが、現場取材にでて
くる。実際、この時期見事に雨後のタケノコのように記者があつまってくる。
難関のスポーツ記者をめざし、憧れの現場、タイガースのファームの新人選手
同様初々しい。
 5月2日のサーパス神戸3回戦(鳴尾浜)は、一番吉田、二番関本のオーダ
ーが発表されて新人記者仲間で話題になっていた。

 関本は開幕以来、新人の桜井を援護する形で四番に座り、唐突な二番、三番
に新人・喜田が抜擢され、四番・曽我部に五番・梶原康という布陣は相手投手
に抑えこまれがちな打線に活をいれるのと、GAORAの衛星テレビ放映もあ
り、無様なことはできないという意図が感じられると同時に、一軍へのカンフ
ル剤的選手出現を期待する首脳陣の表れでもあったようだ。

 試合内容は週間情報に譲るが、新人スポーツ記者の生態を観察していると面
白い。俗によくもわるくも、日本人は〈メダカは群れたがる〉といわれるが、
見事にその姿が再現されるのだ。連休の谷間というのに多いファンに驚きなが
ら、彼らのリーダー的記者が三塁側中央の階段付近に移動して、スコアをつけ
だすと、みな同じようにその近辺に集まる。
 
 試合途中に太陽が6回から登板、ご両親が来ているらしい、という情報を得て、
そのリーダー的記者が移動すると、また見事にその近辺に移動する。
 試合が終わり、岡田ファーム監督の内、外野手のノックが始まると、レフト入
り口付近に集まる。そして、練習を見るでもなく、ただ、取材対象選手を待つ間、
雑談する。

 お陰で行く場を失ったオジさんも、仕方なくその近辺にはべらざるを得なかった。

 くだんのリーダー格の記者が話す。C紙の女性記者を見ながら
「C紙のデスクのBさんは、H監督誕生のフィクサーだったらしいな。オレ
取材移動の新幹線で(週刊)『文春』読んでいたら、Bさんのことがでていてびっ
くりしたんや。何でも、オーナーとツーカーということが自慢らしいで」

 C紙の女性記者は自分の上司になる存在だが、知らなかった様子で
「Bさんて、何歳ぐらいですか?」と
 自分の社の大物デスクにいたく興味を持った様子で話す。
「さあ、Hさんは辞めてスグやから、一年(評論家)してから、本当はやりたか
ったようらしいで。夏ゴロには話あったらしいで」
 女性記者「ふーん」と感心する。

 5時を過ぎ、薄暗くなるころに(曇天のせい)に岡田監督がようやく、球場から
出てきた。記者は基本にのっとり岡田監督の周りにぶら下がる。岡田監督は古巣の
サーパス神戸相手に3安打1対6の完敗負けの内容に、ご機嫌悪かった。こういうと
き、中堅記者でもひるむが、新人の場合はかえってむじゃきにぶら下がる。

「関本二番はなぜですか」
「………」

 監督は無言で入り口に向かう。球場入り口から寮の入り口まで10メートルほど
しかない。
「今日の試合後のノック、特守はなぜですか?」
「明日(練習)休みやし、マージャンするためや!」
記者連中

「ΔΔΧΧ……」となる。
「マージャン好きやからな!」

記者連中のひとり
「関本二番…は?」
「(メンバー表の)書き間違いや!」

 つれない返答もやむを得ない。
リーダー格記者が靴箱に靴をしまう監督に食い下がる。
「昨日、星野監督とどんな打ち合わせされたのですか」

 岡田監督の姿は寮の監督室に消えた。
 みんなで岡田監督発言をリピートする。こんな試合の日に監督取材は新人
記者にはキツイ。


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《週間ファーム情報(4月20日〜29日)》

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◎4月20日対大阪近鉄3回戦(藤井寺)――タイガース先発、カーライル、
近鉄門倉で始まる。高波8、平下9、桜井7、関本、DH喜田、エバンス、梶
原(康)5、浅井2、斉藤4で臨むも二、三回に先頭打者を出しチャンスを逃
し、以後門倉が調子を上げ12三振4安打完封負け、さすがに岡田監督も「気ぃ
ぬけとる!」とナインの気迫不足にお冠だった。しかし、その夜一軍が
上原KOで10対2と快勝。噂の?某氏が牛丼食べたから、らしい。いきさ
つは

http://www24.big.or.jp/~kaji 梶原コラムを参照。

しかし、梶原(康)の誕生日(24歳)ということで、大勢のギャルファンが三
塁側のベンチ上に陣取り、「誕生日おめでとう」ボードで練習時間から声援。梶
原(康)は2打席目にセンターへ大飛球。八回にライト前にクリーンヒットで応
えファンを喜ばせた。鳴尾浜では今季ごぶさただった、「梶ぃ〜」コールや「喜
田ゴー!」コール、「広大!」コールなどでスタンドは盛り上がった。

 梶原康は照れくさい様子だったが、ファンの声援がある間が華!得意の野球小
僧スマイルでファンサービスしてもいいんじゃない、という声もあり。

……………………………………………………………………………………………
◎4月23日対広島4回戦(由宇)雨天中止

◎4月23日対広島4回戦(由宇)――タイガース先発横田、広島河内で始まる。
初回に関本3ラン(1号)で3点先行。横田5回2失点も八回裏に弓長が嶋から
勝ち越しソロを浴び4対3と負け。新人・喜田が左腕先発ながら七番・一塁でス
タメン出場。3打数1安打(二塁打)。

……………………………………………………………………………………………
◎4月26日(金)対三菱自工神戸(鳴尾浜)――プロアマ交流試合。今季から
交流の趣旨に沿って、試合前の練習も合同でやり、プロコーチもアマチュア選手
に積極的にアドバイス。しかし、アマはプロを食ってやろう、という意欲十分で
いつも緊張感十分。

 タイガース先発は太陽。昨年、日生との交流試合でめった打ちの不調だっただ
けに、ドラフト1位の真価が問われた。三菱自工は大西
一回二死からいきなり三番・桜井が1ボールのあとのスライダーを左翼に特大本
塁打。プロの面目、これで果たす。

 太陽4回に三番・大場から、真ん中(1―1)スライダーを右翼へ同点アーチ。
太陽、結局5回59球投げ2安打5三振1失点。

《ファンの見方》Tさん。60点。ドラフト1位投手だけに期待は大きい。アマ
相手にこの程度の投球では満足できない。Mさん。キツイ採点なので省略。KKT
さん。ちょっとゴーマン採点なので割愛。

 以後、面出が2回投げ1失点、四番・小林に右翼へ逆転ホーマー。アマ二番手
投手の木林(左腕)好投。スクリュウ、シュートが冴え、右打者の関本、代打曽
我部、藤原などから3奪三振、1四球。お年がいっているのが残念!若ければド
ラフト候補やのに。

《面出と木林とくらべたファンの声》某氏、球の遅さが星野王子さんのようでなく、
全部遅い。「また面出、まだ面出、もう面出エーェ!」とギャグが飛び、「辛いわ!」
の声多数。
試合は七回に桜井のショートゴロエラーから関本二塁打などで4点取り逆転、
5対2で勝ち。タイガースはプロアマ交流戦でも負けまへん。

……………………………………………………………………………………………
◎4月28日(日)ホークス3回戦(伊万里)――先発カーライルガ7回5安打
1失点の好投。エバンス3ラン4号、広澤のソロ1号などで、松を粉砕、八回か
らは川俣、原田(遠山と交代で一軍昇格)、山岡、ハンセルのリレーで完封勝ち。
チーム10勝到達(3敗2分)。

……………………………………………………………………………………………
◎4月29日(祝)ホークス4回戦(雁の巣――先発川尻6回4安打1失点と好
投するも打線が左腕小椋の前に沈黙。桜井3三振など、クリーンアップも不発で
2対0の完封負け。今季は少しいい調子の投手が出ると、教育リーグから打てな
い打線が気がかり。しかし、カツノリが初の先発マスクをかぶるなど新しい起用
が試みられた。

……………………………………………………………………………………………
《週間ファーム情報 創刊特別5月1日〜6日》

◎5月1日(水)サーパス神戸戦雨天中止

◎5月2日(木)サーパス神戸3回戦(鳴尾浜)――1対6で負け。タイガース
は面出―新人・東の異色バッテリーもスタミナ不足と単調なリードで2、4回に
同じパターンで4失点。

 ユウキ(四回)と新人橋本泰由(中学校の先生しながらプロを目指した話題の
新人投手)、のリレーの前に完敗。四回の1点は併殺崩れで挙げたもので、7回
に四番・曽我部が中前へチーム初安打。

 試合後、岡田ファーム監督は年に何度かある怒りのノック始める。これには投
手陣も「オレたちもか」とロッカールームへ行きかけた足が思わず止まった。昨
年はそのまま投手陣も参加したために、翌日岡田監督は手に豆がいっぱいできた
模様。しかし今年は野手陣だけだった。

……………………………………………………………………………………………
◎5月4日(土)ドラゴンズ4回戦(鳴尾浜)――0対0の引き分け。先発矢口
から一回三番・平下が左翼へ二塁打も四番エバンスが三振。以後、八回まで毎回
走者を出すが決定打がでずに、九回終わって0対0の延長に。九回に投手ハンセ
ルが登板。二番・吉村中前打。ブレッド一塁ゴロで封殺するも、盗塁後に四番・
山崎武に四球などで一死一三塁の大ピンチ、しかも次打者筒井のときに

ワイルドピッチ、しかしサードランナーのブレッドがサードからホームへ向かお
うとしてこけてくれて難を逃れお負けのようなランダンプレーで二死に。延長10
回も二死から右前安打の鈴木をハンセルが牽制してジ・エンドの引き分け。10回
に小山がマウンドに立ち、それを陰から見ていたゴンちゃんこと高山(書類上の
ことで米国から一時帰国、鳴尾浜で調整練習)が見ていて思わずつぶやいた。

「小山か?」

 ゴンちゃんは昨年、小山から1試合2ホーマーした日に自由契約になった。

試合後、関本が他が入念な自主バント練習。

◎5月5日ドラゴンズ5回戦――1回二死一二塁から五番。サードの梶原康が福
沢キラーの今季初本塁打で3点先行。しかし川尻ー中谷バッテリーのも4回に4
点取られ、乱打戦に。五回裏に四番関本以下4連打8対6と逆転勝ち。川尻6回
7失点3勝目(1敗)。
 
 梶原康の猛打賞にNさん大興奮。ホームランに大興奮したオヤジは鳴尾浜タイ
ガース勝手連の酒の肴にされへこむ。G(>▽<)

◎5月6日ドラゴンズ6回戦――川崎復帰登板も初回にタイガースは幸運の連打
で4点先行。先発横田4回に土谷から3ラン打たれるも、6回を3失点。山岡、
遠山、ハンセルの抑えで6対3と快勝。関本2日連続3打数2安打でウエスタン
首位打者を手土産に、翌日一軍に昇格。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚★。.:*:・'゚☆。.:*:・(;¬_¬)丿

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〇連載ノンフィクション・ドキュメント

             月間>若トラ情報発信基地『いつも心に浜風を』

                textby/一陽来復(いちよう・らいふく)

第1回 新井亮司とミスタールーキー桜井広大(その2)

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室戸キャンプに藤田平さんが

 2月17日、室戸も安芸と同じようにアップのころから雨が降り、メニュー
の前倒しが行われ、午後は室内打撃場と鳥籠ケージでの特守メニューが行われ
ていた。
 全体練習が終わり桜井が通路のロッカー代わりのベンチに座りため息をつき、
右手のテーピングを気にしていた。横には新井もいた。さらに、自主練習を促
すように平塚ファーム打撃コーチが桜井に言う。
「桜井! オレはお前に何と言った」
桜井はちょっと考えこむ。

平塚ファーム打撃コーチは畳みかけるように、「タイガースの四番打とうと思っ
たら、人の倍打ってちょうどいい。人が100練習したら200練習しろ!」
「桜井! 夜も来いよ!」有無を言わさぬ迫力で新井にも聞こえよがしに言い放
った。しかし、桜井はくぐもったあいさつだけで、アンダーシャツの着替えを始
めた。横の新井も着替え始めた。新井はいつのまにか、コーチ連中から「ブッチ
ャー」と呼ばれている。

「K1行こうかな」と格闘技選手のようなマッチョな身体を見せ冗談をいってい
た。私は格闘技には少しうるさいので(見るだけやけど)、「その筋肉は格闘技
の筋肉とは違う。痛みや関節技には、ボディービルダー型の筋肉は向かんと思う
けど…」というと、新井は「マウント取られ殴られたら痛いやろな」とあっさり
「じゃ辞めます」と言った。
 その前に少しだけ桜井に取材を試みた。「藤田平さんに、どんなアドバイス
けたんですか」

「下半身の使い方、体重移動などいろいろです」とハッと息をのみ、打撃練習で
詰まらされた右手を隠すようにバットスイングの構えをして見せた。
 実は17日、私は鳥籠ケージでの内野特守の練習を見ていて気づかなかったの
だが、あの2000本安打の藤田平元監督が立ち寄っていた。室戸の室内打撃場
は一塁側のプレハブで2打席あり、鳴尾浜の室内練習場と広さがほぼ同じだ。そ
こで、ティーをする桜井に藤田平さんが岡田ファーム監督、長嶋、平塚

両打撃コーチを交えて、桜井に個人指導していたのだ。藤田平さんは田淵、星野、
鈴木啓志など団塊世代の英雄であり、私ら同世代人ファンにとっては雲上人だ。
だが、監督としては、方法論で大きなつまずきをしたことは否めない。その藤田平
さんが、突然、記者も連れずに、岡田ファーム監督激励と桜井視察。助言。私が鳥
籠ケージの練習が終わり室内練習場の戸を開けたときの緊張した空気は、藤田平
んの助言が終わるときだったが、見てはいけないものを見た気がして、すぐその場
から離れた。

 また、平塚打撃コーチが現れ、「新井はどうする!」と言うと新井は「スクワッ
トやります」と言う。
「アホ! そんなんやるんやったら、バット振れ!」と言ったが、新井は聞き流し
た。ケージでのスナップスローの特守でヒザが笑い、悪戦苦闘だったのが、頭にあ
ったのかもしれない。だが、私は心の中でつぶやいた。(「ウエートの重いもの背
負わないでやった方がいいんじゃないかな」)。
 桜井も「肩まわりちょっとほぐしたいんで、すこしやります」とバーベルをあげ
る仕草を平塚打撃コーチに示した。

 新井と桜井はキャンプ初日からフリー打撃の組が一緒だった。
 マシーン2台が設置された室戸の広い球場で二人のフリー打撃が始まった。桜井
は最初こそマシーンのスピードにタイミング合わなかったようだが、慣れてくると
大きな当りをするようになった。横で打つ新井はそれを意識して、力んで詰まらせ
るシーンもしばしだった。125スイングで25本の柵越え。新井を少し上回った。
その後の居残り特打では、さすがにバテたようで、詰まっ

た当りが多くなったが、報道陣に囲まれた岡田ファーム監督は「あれはもって生ま
れたもんやな。遠くへ飛ばすのは、新井と打ち方は違うけどな。桜井はうまく運ぶ。
金属バットやったのに、すでに木(のバット)にも対応しとる」と賛辞。「ティー
バッティングからちょっと違う。楽しみやな!」と語り高校生出身では、新庄剛志
ジャイアンツ)入団時より上の評価を下した。
 翌日、一面というわけにはいかないが、桜井の長打力は囲み記事で紹介された。
背筋力272キロがダテじゃないことを証明することになった。もっとも

新井の背筋力は300キロある。石原コンディショニング担当からは、「もう、大
きな筋肉はいらん。ボディービルダーになるなよ」といわれており、新井に必要な
筋肉は関節周りのインナーマッスルといわれる小さな筋肉。また初動負荷理論の小
山裕史(ワールドウイング主宰)さんがいう「どんなに強い背筋や胸筋があっても、
肩、腕が柔らかく動かなければしなやかなスイングはできないのです」という、こ
とに必要な筋肉。新井がこのことをどの程度理解しているかはまだ、わからない。

梶原康司上々のキャンプイン

 他方、梶原は初日から絶好調に見えた。スイングの安定感が増した印象があり、
さらにジャンボ軍団で平下と自主トレして、十分に下半身もつくってきた印象だっ
た。1クール目の終わりに岡田ファーム監督に梶原の印象を尋ねた。
 「打撃は一番いいんじゃないか。しっかり身体を作ってきている。足は速くはな
らないやろうけど、身体のキレなど状態は いい。とにかく、(打撃、守備、走塁…)
全体にさらなるレベルアップすれば、(一軍の)チャンスもあるやろ」との評価。
「もちろん、実戦で結果でるかどうかやけどな」

 風岡守備走塁コーチも梶原には「秋からずっとやってきてオフに自分で(目的)
意識持って取り組んできた成果、練習はウソつかない、やってきたものがでてき
ている」と守備面でも充実ぶりを評した。しかし本人は「守りでキレでてますか? 
いま、パンパンに張って、これ書かないでください。本当はかなり張りきていて、
疲れ気味です」と言ってから、その発言を取り消した。
 2月11日の紅白戦で一、二軍、ボーダーの選手として、真っ先に一軍テスト
をされた。2月16日の室戸でのシート打撃でも3打数2安打と実戦に強いとこ
ろを発揮していた。

「選手は当然、そういう向上心ないといけないと思います。もちろん、昨年にく
らべてパワーもつけてますよ。梶だけじゃなく、選手はみんな向上心ないとね。
1打席目左の弓長からしぶとくタイムリーね。梶は実戦向きな選手ですね、後は、
いかにミスショットを少なくして、確率を挙げるかのレベルに来ている選手」と
平塚打撃コーチは梶原の成長を認めてはいた。しかし梶原は

「まだまだ全然です」と自分に厳しく語っていた。ファームの投手と一軍の投手
とは力が違う。ちなみに、この日のシート打撃では一軍に昇格した平下はじめ松
田も目立ち、狩野は3打数3安打、中谷が二塁打など総じて、いい打撃が目立っ
た。また、関本は初球打ちで2安打を打ち「積極的な打撃が関の持ち味、彼もフ
ァームでは高い技術もってますからね。本人の力でしょ」と平塚打撃コーチもこ
と、打撃向上に関しては心配していない感じだった。

(以下次号)

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拝啓 関本健太郎 様

 あなたの今シーズン初めての一軍昇格、即スタメン試合を見るために、久しぶりに
甲子園球場の記者席に座りました。記者席にいると、貴方の評判がどのように記者連
中に評価されているのかを知れると思ったからです。今日の一面に大きく貴方の記事
が先行してスポーツ紙に載りました。
 昨日の一軍昇格の門出は残念ながら雨で中止になり、仕切り直しの二番ショートで
の予告?スタメン出場でした。

 ヤクルトの一番真中の3球目の打球はいきなりセカンド後方を襲う高い飛球であな
たは、セカンド今岡選手と交錯しそうになりながらも、無難にキャッチされました。
 それからも四回までにショートゴロが4度もあり、まずは守りで無難な守備で立ち
上がりから好調の藪投手を盛り立てました。

 さて、貴方の今季一軍初打席はいきなり一番今岡選手が二塁打を打ち無死二塁の好
機に打席が回ってきました。初球は137キロのまっすぐでボール、2球目アウトハ
イのまっすぐカットボール気味で136キロ見逃し。3球目の127キロスライダー
を果敢に打って出ましたが、結果はファウル、最後は追い込まれて138キロのスト
レートで三振でした。鳴尾浜のようにはいきませんが、遠く離れた記者席からでも、
貴方の意気込みが伝わってくるようでした。

 それにしても貴方のテーマ曲が「燃えよドラゴン」とは驚きました。ブルース・リ
ー世代は確か40歳前後だと思いますが、どのような思いからの選曲だったのでしょ
うか。
 私はいわゆるブルース・リー世代よりかなり年をとった全共闘団塊世代ですが格
闘技が好きだったので、ブルース・リーの映画は何度も見ておりますし、最近の衛星
放送でも流し目?で見ました。「アチャオゥー、チャンチャンチャン」

 4度目のエンター・ザ。ドラゴン(燃えよドラゴンの原題)の曲が流れたのは逆転
された八回裏一死でした。貴方は左腕・藤井投手がツーボールにしたこともあり、左
腕投手攻略のお手本の打撃でバッティングカウントのセオリー通り、第一ストライク
を右中間に運びました。あいにく風が舞いやや逆風になったためか、桧山選手のよう
にホームランにはなりませんでしたが、ファームでも今季見られなかったプロ入り初
ヒットが三塁打というメモリアル安打になりました。

 私は記者席で思わず拍手して、この日までの過程を今夜はじっくり反芻できるので
はないかと、ひそかにほくそえんでいたのすが、片岡選手の同点犠牲フライもむなし
く、九回に藪投手が痛恨の勝ち越しホームランをこともあろうにペタジーニに打たれ
てしまいました。
 それにしても、一軍初安打が三塁打ということで、私はしてやったりと思っており
ます。

 あなたは5月2日のサーパス神戸戦で初の二番ショートでスタメン起用されました。
あの日は新人記者が多くて、あまりにも貴方のことを知らないので、私は大きなお世
話をしました。
 新人記者たちは「貴方にバントとのことを質問しました」
貴方は「ボクはバント得意ですよ。今日はそういう場面なかったし、進塁打の場面で

もランナーがサードいったし」ということで、質問をさえぎりましたね。来るべき一
軍昇格の日がせまっているのは、ファンの間でも明らかでした。4日の中日戦で一度
(6回)にバント失敗しましたが岡田ファーム監督も「久しぶりやからな」とかばっ
ていましたね。2度目(8回無死には)はちゃんと決めたのですが、試合終了後、貴
方は黙々と後輩の東捕手や狩野捕手と組んでバント練習に励んでいました。バント練

習用のマシーンが設置されていましたが、その順番を待つのを惜しむような集中力で
の練習に見えました。当然、あのような自主練習は後輩にもいい影響が出ることでし
ょう。
 そして、子供の日に少年チームを招待した日に2打数2安打。翌日は四番ショート
で3打数2安打の好調さで、一軍昇格のチャンスをつかんだのでした。5、6日と多
くのファンから「関本はなぜ一軍に上がらないのですか。いつあがるのですか」とよ
く聞かれました。貴方がヒットを放つ度に「健太郎は一軍やで!」の声が聞こえてい
ました。

 機が熟すとはこのことなのでしょう。入団以来、非力なころからずっと見てきて、
「いま、打率いくつになりました」と入団2年目にはいつも打率を聞いてくれていま
したね。そして、黒潮リーグでロッテの竹清から特大ホームラン。高知市営球場のバ
ックスクリーンホームランといえば、八木選手が新人のときに、オープン戦で打った
のが記憶に鮮明です。

 3年目は競輪自主トレでの右足ふくらはぎの大怪我。それが治ると肩の故障、足を
かばってのことでしょう。貴方の入団発表のころのメモを調べると、肩は強いと自慢
していたように感じました。その間にも8月には大ブレイクして、2試合に1本強の
ペースで本塁打を量産されました。終盤に一軍スタメン1試合と途中出場で5打席経
験されました。

 オフのフロリダでのリハビリ、石原コンディショニング担当と、昨年、手術後初投げ
したときの光景が忘れられません。

敬具

(この項続く)

数詞 はじめ

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