3年半前の記憶。選挙が街にやって来た! (その2)修正版



3年半前マイケル・ムーアの『シッコ』を2度見た。医療保険の実態をアメリカからキューバやフランス、イギリスなどの現状を取材したマイケル・ムーア独自のドキュメントだ。この度の選挙では反原発、反TPP、消費税増税反対! こういうことをはっきり言える政党があるのかないのか。ニコ生で党首討論が行われている録画を見ながら、昨夜の『BSドキュウメント』で1%の富裕層の論理を740アベニューの金持ちのロビー活動を紹介しながら、政治家が経済界の富裕層にコントロールされ、法律を創る実態を紹介していた。共和党ティー・パーティはなんのことはない、その1%の富裕層の側からの仕掛けだった。70年代コンシューマリズムを唱えたラルフ・ネイダーをいかに恐れていたか? その反撃のために経済人の政治家ロビー活動が活発になり、リーマンショックがあってもシュワルツはのうのうと高額報酬を受取、そのリーマンと引き換えに、ブラック・ストーンという投資会社をたちあげて、1%富裕層の主のひとりとして君臨していることは、記憶に新しい。そういうアメリカの資本家(多国籍企業)を相手するTPPであるということを、理解して置きたい。このBSのドキュメントは大変良くできているが、「みなさまのNHK」は決して、こういう報道を地デジではやらないし、ニュース7やニュース9では決して報道しないことを、批判しなければならない。



三党談合政治の民主党自民党創価公明党 さらに維新新党「別れの手紙」をしっかり出したい。

(写真は一部変更しております。)

ドキュメン映画トマイケル・ムーア『シッコ』を2度見て考えた。「何でも見てやろう!」のこと
http://brog.keiten.net/?eid=1013174(敬天新聞)

http://urayamaneko.seesaa.net/article/124250650.html(地声人後日記)

 上記サイトに創価学会池田大作らしき人の最新情報が載った。何を意味するのか現段階では、定かでない。しかし、私は彼がいずれ死ぬと断言してきた。予言ではない。人間は権力者もひとしく死ぬということをいいたいのだ。


 ところで、マイケル・ムーア監督の『シッコ』をgyaoNEXTビデオで2度見て、小田実フルブライト留学生として、『何でもみてやろう』を出版したときのことを思い出した。小田実は「何でも見てやろう」精神で世界旅行をしたわけだが、イギリスの医療制度に一番安心しとことを書いていた。つまり、旅行者でも安心して怪我や病気になっても、「ただ」で診療を受けられる。イギリスの無料医療制度ができたのは1948年、われわれ日本人も国民皆保険制度が導入され、バラ色とはいわないけれども、まがりなりにも安心して暮らせる老後が描かれるはずだった。しかし、そうではなかった。

知事会がマニュフェスト評価ごっこ。知事のほとんどが、官僚出身で、橋下・東国原など、その前に4年間どこまで国破壊して、米国追従政策したんか、を問うのが普通やろ。


 いま、自公政権アメリカ追従の集大成として、世紀の愚挙の数々を実施した。福祉の後退、後期高齢者医療制度という名の姥捨て山制度に、障害者自立支援法、公的保育の後退、さらに、保育と幼稚園の統合など、しかも民間に任せる? この私の住む今日見た『タウンニュース』というフリーペーパーに自慢げの記事が載っていた。いわく、

《旧南大野保育所 “完全民営化”限定保育》の見出しのもと、

 保育園に入所できない待機児童への受け入れ対策として、相模原市はこのほど、平成20年3月いっぱいで閉園した旧南大野保育園(相模原市豊町1−20)園舎を民営化し、新たな保育施設を設置していく考えを6月定例会で明らかにした。9月中には、入園募集を始める予定。公認保育所の跡地を民営で立て直す今回のケースは、市内で初めての試み。


 実はこの記事は一見いいことずくめ、つまり市は跡地施設を提供するが、補助金は出さない。平成14年から行ってきた保育園の民営化機運が高まった結果ということは、まさに自公の小泉・竹中構造改革の仕上げの地方福祉後退の第一歩と私などは受け取れたね。理由は簡単だ。たとえば、相模原市の南の福祉事務所はとんでもなく立派な建物だ。ユーティリティスぺースもたっぷりあり、娯楽室も完備、ロビーなどは、国立相模原病院などよりよっぽど美しく快適だ。自然採光もたっぷり、吹き抜けのロビーには、フリーのテーブルやイスも置いてあり、ビクター提供の超大型地デジがでーんと置いてある。しかし、私はしょっちゅうお世話になっているのだが、何かちがう感じがするんですね。

 要するに、私の以前住んでいた吉野のO町でも建物や図書館、ホール完備されたのに、人々は余裕のある者とない者、あるいは、格差つまり、利権行動によりかかったかどうかで、随分その美しく整備された光景が違ったものになるのですね。たとえば、図書館に隣接したところに池があり、自動販売機が設置され、簡単な昼食も取れる町民の憩いの場になっているのだが、現実は経費節減のために夏は冷房停止。冬は暖房停止。つまり、作ったけれども、そこで憩うことができるのは、春と秋ということになる。つまり、運営がお役所的といえば、まさにそのひとことで解決してしまう。


 そういう波乱が日本中の自治体が国の補助金政策によって、行われた結果など、いまさらいいたくないほど、あちこちで起っている現象ですわね。
 結局人間はいつか死ぬ。その死に方に犬死はしたくないわね。いまなど愛犬家は人間より犬に金かける時代になってるわけだし、そこで、小田実から、『シッコ』をなぜ見たかというとですね、瀬戸内寂聴が文学仲間として、小田実氏が末期癌になって、高度医療を受けるに際して、ものすごく医療費について心配しておられたのが、印象に残ったんですね。


 つまり小田実のように純文学中心の作家は、小説など売れても高がしれている。しかも、闘病にもかかわらず、臨終のぎりぎりまで、書き続けた、また、市民運動家として行動し続けた。大金持ちではなかったということですね。瀬戸内寂聴さんなら、文学以外でも講演や尼僧としての仕事もあり、お金持ちのようですが、小田実はそうではなかったことを心配されたのですね。

 それから、最近、『文藝春秋』(6月号?)だったかで、野坂昭如氏と映画監督の大島渚氏を介護する、野坂夫人と女優の小山明子さんの介護体験の記事見て、有名人といえども、ひとしく介護は大変だということを実感したわけです。介護保険の複雑な仕組みの矛盾点、たとえば、時間延長のむづかしさとか、不便さとか、幸いお二人はお金持ちですから、南田洋子を介護する長門祐之さんの老老介護の問題でも、お金持ちと庶民とは圧倒的に違いがある。しかし、だからといって、長門氏は働き続けなければならない。安心して国に任せる施設があるフランスがうらやましい。と私は思ったわけです。

 そんなときに、地デジキャンペーンにジャニーズの〇〇〇の草なぎが復帰するなど冗談きついやろ、と思うのですがね。しかも、悪名高いアメリカンファミリーやアリコの保険CMがTVに復活しだした。あのAIGhttp://news.yahoo.com/s/politico/20090505/pl_politico/22134国につぶせない事情があったとしか思えない、ペテンじゃないのか。日本の資本をどんなけ米国債で吸い上げたのかと、勘ぐりたくなる。一度はペテン的退職金などは凍結されたらしいが、あやしいもんだ。GMだって、とてつもない金額が動いたらしいやないの。


 で、つい最近『シッコ』の動きがようやくオバマ大統領を動かし、アメリカでも国民皆保険が検討されだした。しかし、日本は派遣切りに励み、アメリカンアーミー関連の思いやり予算が1928億円(1年で)、米国再編予算に839億円計上されている。岩国市長は国に逆らって基地移転問題や、艦載機常駐に「ノー」といって、補助金凍結され、あげくに市長選に負けた。狂ってない。日本。民主党の軍事予算利権にからむ連中たちよ、真剣にこの軍事費を福祉にまわすこと研究してくれ!!

 もとむら神奈川14区も元自民の藤井氏の秘書だったから、この辺切り込めるかどうか問われるでしょうね。不況が自衛隊募集とセットになることは最悪やからね。

「鳩に平和が守れるだろうか?」が問われる選挙でもある。

 不遜ながら「政権交代」は無条件ではないことを、民主党の候補にダメだしさせてもらった?

http://hiroseto.exblog.jp/10832064広島瀬戸内新聞ブログ様のご提案は民主党にぜひ、ご検討願いたい。《お金がある人にちゃんと負担を頂かない。そういう政治がとくに中曽根以降続いたことに今の混乱の原因のひとつがあります。》
http://www.love-nippon.com/basic.htm新党日本ベーシックインカム論も検討を!!



ちなみみこの記事は7月末に書いていたものを一部加筆して掲載することにした。
年金については、「ラ・ターシュに魅せられて様」http://latache1992.blog56.fc2.com/blog-entry-138.htmlspan>の最新記事もリンクしておく。
まったくふざけている。オレの年金の住所変更もままならぬわけだ。